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彫刻師 中澤茂政さん彫刻師ブログ

「ハロウィン」本場では何のために開かれている?

2021年9月27日

こんにちは。愛知県豊田市の中澤⽯材店です。

このブログでは日本古来の風習を取り上げることが多いのですが、海外から入ってきたイベントや行事も年中、盛んに行われていますよね。代表的なクリスマス、バレンタインデーに加えて、 若者や子供達を中心に盛り上がる10月31日のハロウィンも、この数年間で秋の風物詩としてすっかり定着したと言えるのではないでしょうか。

このハロウィンは、ケルト人の伝統的な行事「サウィン」に由来しています。ケルトの暦では(太陰太陽歴でいう)11月1日は収穫を終えた冬の始まりであり新年。10月31日の夜には、ご先祖様や親しい人の霊が帰ってくるとされていました。そのとき悪い霊や悪魔もやってくるため、仮面をかぶったり仮装をしたりと仲間のふりをして、身を守ったそうです。

更に、かぼちゃの灯りは、天国にも地獄にも行けない男性が悪魔にもらった灯りを手にさまよっているという言い伝えに由来しているとか。そういう背景もあって、ハロウィンの行事のある国では11月にお墓参りに行くそうです。日本でいうお盆や大晦日のような行事でしょうか。

今年も昨年に続き、静かな晩秋となりそうですが、秋の夜長はこれまで何気なく行ってきたイベントや行事の成り立ちをご家族と話してみる良い機会になりそうですね。