墓地で実感「焼け石に水」
2024年7月31日
こんにちは。愛知県豊田市の中澤⽯材店です。
そろそろ夏休みの時期、お盆ももうすぐですね。
お盆はご先祖様の魂が家に帰ってくると言われており、お墓参りを計画されている方も多いのではないでしょうか。ご先祖様へ日頃の感謝を伝えたり、家族のつながりを再認識する大事な行事ですが、この時期は夏の真っ盛り。炎天下での時間をかけたお墓参りや掃除をすれば熱中症になりかねません。
なにより墓石は触れてやけどしそうな熱さで、柄杓で水をかけてもすぐに蒸発してしまいます。まさにことわざの「焼け石に水」状態です。墓石がこれほど熱くなる理由は、石の蓄熱性にあります。灼熱の太陽の光を浴び続けて蓄積された石の熱はなかなか冷めないので、お墓参りは太陽が上がりきらない“午前中”に行くのがオススメです。
一方で、夏は草がどんどん生い茂ります。久しぶりに行ったらお墓が薮になっていた、なんてことも。こうなると少しくらい草取りをしても、これまた「焼け石に水」です。だからといって夏場にたびたび掃除に行くことも難しいですよね。ならば一度のお掃除を効率的に行いましょう。
石屋からのアドバイスとしては、掃除が手際良くできるように草取の道具など、専用の道具を持参すること。日除けとなる長袖・長ズボンの着用や水分補給などの暑さ対策も忘れずに。ちなみにお掃除は、前に進みながら行いましょう。後ずさりしながらの作業は、灯篭などに気づかずぶつかる可能性があるので危ないですよ。
夏のお墓参りは準備万端にして、効率よく短時間で「焼け石に水」に対処しましょう。